傘にならない ・ コキクガシラコウモリ

和名:コキクガシラコウモリ

英名:least horseshoe bat

学名:Rhinolophus cornutus

 

写真 : コウモリさん 

分布
北海道、本州、四国、九州、伊豆七島、対馬、壱岐、屋久島、奄美大島、徳之島、沖永良部島。
   
生態
洞窟や廃坑などをねぐらにし、小さな昆虫類を食べる。交尾時期は1011月で、翌春に受精。妊娠期間1ヶ月で1匹を産仔する。
 
全長
前腕長3.6〜4.4p、体重4.5〜9.0g。
 
参考文献
日本動物大百科第1巻 哺乳類 I 平凡社
   
 

解説
体全体は茶色の毛で覆われ、キクガシラコウモリと比べ、体格が小さい。
コキクガシラコウモリもキクガシラコウモリと同じく、名前は菊の花弁のような鼻に由来する。

写真 : ばいかださん 

 
またキクガシラコウモリと大きく異なる行動として、就寝時は以下の写真のような単純な格好で寝るが、キクガシラコウモリは就寝時に体を翼で覆い、コウモリ傘の様な格好をする。(参考:キクガシラコウモリ

就寝中の個体

写真 : コウモリさん

 

コメント
コキクガシラコウモリはキクガシラコウモリと比べると、外観上、やはり小さく、その分とてもフワフワした印象を受けた。キクガシラコウモリでさえもすぐに壊れてしまいそうな印象なのに、コキクガシラコウモリとなるとそれがさらにいっそう進んだ感じだ。ブタ鼻だが、かわいらしくも思えてきた。

 

写真を提供してくださった、コウモリさん、ばいかださんに感謝いたします。

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